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セラピストも自分自身でゴール設定してみよう

保険下で働くセラピストの仕事には、計画書の作成というものがあります。

計画書を作成する上で、どのような方向に向かって進んでいくかということを患者と話し合っておくことは重要と言えるでしょう。

ゴール設定は、自分の進む方向を明らかにするために必要です。

私達は、人のゴールを決めておきながら、自分の進むべきゴールについてはあまり考えられていないのではないでしょうか。

今回は、ゴールを決める上で重要な事項と、ゴール設定の例を考えていきたいと思います。

重要なゴール設定

リハビリテーションを行う上で、ゴール設定が重要ということは誰もが理解していることだと思います。

殆どの患者の希望は、元の体に戻りたいという希望があります。

そして、それが実現可能であれば、そこをゴールとして設定してがんばりますが、道程は遠いはずです。

そのため、長期目標や短期目標を途中のマイルストーンとして設定し、最終的に本人の希望する最活ができるような状態を目指すはずです。

病院に入院している方は、もとの生活に戻りたいという希望を叶えるために、自宅復帰を目標にしているケースが多いです。

そして、自宅復帰のために必要な要素が、転ばずに歩く力であったり、一人で排便動作ができることであったり、オフロに入ったり着替えができることだと思います。

なので、長期目標を自宅復帰に設定し、短期目標として、要素の面を設定するケースが多いのではないでしょうか。

歩行やADL動作の達成のために、機能面での向上を定量的に評価しているはずです。

筋力はMMTで3や4を目指し、基本動作を遂行するための可動域の獲得を目指していきます。

この流れは非常に合理的な流れとなっていると思います。

病院の場合、ほとんどが同じ流れで、とりあえず歩けるようになったら隊員のような形になっているようなケースもあるので、その場合は生活動作の活動に着目していってほしいです。

人のゴール設定は、ベルトコンベアに乗せるように通り一遍灯になりがちではないでしょうか?

今回は、患者ではなく、セラピストとしてのゴール設定を考えていきたいともいます。

自分のゴールはどうなの?

人の人生のゴールを勝手に設定していますが、自分のゴールはあるのでしょうか?

人には、理想の生活のために努力することを強要しているのに、自分の人生を漫然と生きているセラピストも多いです。

自分の人生のゴールを明確にイメージできる人はどれほどいるでしょうか?

ほとんどの人は、そのようなものを持っていないと思います。

必ずしもゴールを持つことが重要とは思いません。

その場を全力で楽しむというような生き方もあるでしょう。

今を全力で楽しむことを人生の目標として設定できると、それはそれで柔軟な考えができるようになると思います。

こちらの生き方も、全員が全員、割り切って行うことは難しいと思います。

なので、一度は自分の人生のゴール設定について考えをめぐらしてみてはどうでしょうか?

個人因子、環境因子から考える

病院のセラピストの場合、退院が最終的なゴールになることが多いようです。

実際には、退院したあともその人の人生が続くことも考えてほしいところです。

それでは、生活期のゴール設定はどのように考えるのが望ましいのでしょうか?

病院のリハビリの成果で、在宅生活を継続するための能力はすでに獲得しています。

「機能の低いところを重点的に高めていく。」

それを達成した先に何があるのでしょう?

角度や筋肉が増えたところでその人の生活は豊かになるのでしょうか。

「じゃあ、遠くまで遊びに行けるようになる。」

いい線ですね。

その場合は、その人がどんな遊びをしたいのかを考える必要があるでしょう。

つまり、ここから先の考えで重要なのは、その人の個人因子や環境因子を十分に考えることです。

在宅生活を継続していくための、ゴール設定は家で暮らすための能力です。

だいたい定量化され、評価することが容易な要素が多いです。

しかし、その先にあるのは、その人の人生の豊かさです。

人生を豊かにするためには、どんなことが好きなのか。

周りにはどんな人がいて、どのように過ごすのが楽しいのか。

そのようなことを一つ一つ、丁寧に仕分けしていくことが重要となるのです。

それを自分自身でも行うことが重要となります。

そのうえで、自分がどのような方向性に向かって歩いていくのかを考えていく必要があります。

様々な軸におけるゴール

いちばん重要なのは、自分の価値観を見つめ直すことに違いはありません。

個人の価値観は人の数だけあり、目指すべきゴールも人の数だけあることでしょう。

自分のゴールが見えてこないという人のために、様々なゴールについて考えていきましょう。

セラピストの軸

セラピストを軸にしたとしても様々なゴール設定が可能です。

自分のセラピーの質を突き詰めていきたいのであれば、自分の独自の技術を体系化し、〇〇療法として、うちだして行くことも可能です。

全国に、自分のセラピーを軸としたセラピストをたくさん増やしていくのもいいでしょう。

もしくは、すでにある〇〇療法の中に飛び込んでいき、その上で技術を伸ばしていくというような方法もあります。

他にも、自分の整体院を開業し、そのなかで臨床技術を突き詰めていくというような方法もあります。

セラピストを軸にする場合は、他にも、優秀なセラピストを養成することを目標にしたり、

臨床に役立つような研究論文を発表したり、

もしくは、リハビリテーションの考え自体を世の中に広めていくことや、

セラピストの働く環境を良くしていくことなど、

セラピストを軸にするだけでも様々なゴール設定が可能となります。

そのなかで、自分が時間を忘れて取り組むことができるようなことを目標としましょう。

それができれば、日々の仕事が楽しくなるはずです。

世の中のルールを軸にする

次の軸は、世の中のルールを軸にする方法です。

例えば、資本主義社会にもルールがあります。

人生ゲームにも桃鉄にもルールがあります。

資本主義版の人生ゲームにキャッシュフローゲームというものがあります。

資本主義社会のルールは金持ち父さんのキャッシュフローゲームというものがわかりやすいので、そちらを参考に解説させて下さい。

そのゲームでの最初のゴール、つまり「アガリ」の状態は、日々の生活費を不労所得で賄うことができるようになったときです。

現実には、完全に不労所得というものは存在しません。

労働力以外のものを売って得たお金で、生活できるようになったときと思ってもらえればいいでしょう。

今の世の中では、YouTubeの広告費や情報商材、外注化して完成した物販の利益、不動産収入、株式配当金などが該当します。

会社の社長になって、現場に出ずに役員報酬をもらうのもそうですね。

まずは「アガリ」を目指し、あとは好きなことをするというのが、キャッシュフローゲームの基本的な流れです。

生活費は不労所得で賄うことができているので、時間は基本的には思い通りになるはずです。

家族としての軸

今現在は、ここの重要性を実感できない方もいると思います。

さらにいうと、家族を持たない人も増えていくことも予測されますが、多くの人にとっては幸せな過程を築き上げることは、達成は難しいですが得るものの大きい目標設定だと言えるでしょう。

自分の家族を持つこと。

自分のパートナーを不幸にしないこと。

自分の子供の可能性を狭めないこと。

この目標を達成するために、日々一生懸命は足りているお父さんやお母さんがたくさんいるはずです。

日々の生活でいっぱいいっぱいだとは思いますが、どこに向かっていくのかのゴール設定をしておくだけで、余裕を持ってことに対処できるはずです。

まとめ

今回はセラピストのゴール設定について考えてみました。

ゴール設定は、個人因子や環境因子を十分に考慮した上で設定することが望ましいです。

自分の分析がよくできていない人は、今回紹介した軸を参考に暫定でのゴールを設定してみてはいかがでしょうか。

どのような方向に進むにしろ、はやめに始めることに越したことはありません。